エアコン関連
夏場ほどの件数ではありませんが、まだまだは多いのがエアコン関連の修理です。
電子製品関連
電子製品の中で多かったのが、今月はECUとナビコンピュータの二つです。
サプライポンプ関連
シーズンを通して平均的にある修理が、コモンレールとインジェクターになります。
エンジンの調子が悪い
(エンジンECU)
エンジンが調子悪い場合、様々な原因が考えられます。
まず、車両メーカーに合った診断機を使用してダイアグコードを確認します。
ダイアグコードが出力されている場合は、関係箇所のセンサー、配線などを基準値と比較しながら点検を進めます。
ダイアグコードが出力されていな い場合はエンジンの3要素(良い混合気、良い火花、良い圧縮)を確認していきます。
データモニターという機器を使用し、エンジン制御にかかわる信号が基準どおりか確認し、電気的故障か、機械的故障か判定します。
診断結果が、エンジンECUから信号が出ない、制御出来ていないなどの場合は、エンジンECUの交換になります。
エンジンECU本体不良の場合は、不良品下取りでのリンク品交換になります。
ダイアグが点いてしまった
(ダイアグ確認、消去)
ダイアグの確認、消去だけの作業も可能です。
自分で作業したらチェックランプが点いてしまったから消して欲しい。などの、ダイアグ確認、消去だけの作業もおこないます。
ナビの画面が真っ黒・音が出ない・TVが映らない
(マルチディスプレイ)
一部高級車の中にはナビゲーション、オーディオ、エアコンの画面が一体型のマルチディスプレイが採用されています。
画面が真っ黒、音声が出ない、TVが映らないなどの不具合も診断可能です。
最近の車両は多重通信が使われており、システムの構成を理解していないと故障原因にはたどり着けません。
ダイアグコードをもとに診断を進めていきます。
ディスプレイ内部の通信回路が故障し、正しい通信が行われない場合もありますので注意が必要です。
画面タッチパネルが反応しない、押した位置がずれる場合は、タッチパネル自体が故障している可能性があります。
ディスプレイ本体不良の場合は、ディスプレイをお預かりして修理になります。
メータの表示がおかしい・メータが暗いまま
(デジタルメータ)
メーターの故障には様々な症状があります。
スピードメーター、タコメーターの表示がおかしい、燃料を満タンにしても表示が変わらない、メーターが暗いまま表示しないなど。
症状によって診断手順は変わりますが、診断機のデータモニター機能を使用して、外部からの信号はきちんと入力されているのか? メーター内部に不具合があるのか? などを点検していきます。
メーター本体不良の場合は、内部パーツの交換で対応できる場合もあります。
チャージランプが点灯する・バッテリーが上がってしまう
(オルタネータ)
メーターにチャージランプ(バッテリーのマーク)が点灯したり、バッテリーが上がってしまう場合は、オルタネータが故障している可能性があります。
バッテリーの状態、発電量、放電量を点検して、不具合箇所を特定します。
オルタネータが故障している場合は、車両から取り外し、テストベンチ上で点検した後、分解点検、オーバーホールを行います。
オーバーホール後、再びテストベンチにて完成テストを行います。
当社のテストベンチは、最近の車両に搭載されている「新充電システム」のオルタネーターにも対応しておりますのでご安心ください。
また、オーバーホール済みのリンク品も豊富に在庫しておりますので、お急ぎのお客様にも迅速に対応できます。 この場合は不良品下取りになります。
スタータが回らない
(スタータ)
スターターが故障した場合、キーを回してもカチカチ音がしてスターターが回らなかったり、まったく回らなかったりします。
バッテリーを点検したあと、スターターにかかる電圧を点検して、スターターが悪いのかスターター回路が悪いのか判断します。
スターターが故障している場合は、車両から取り外し、テストベンチ上で点検した後、分解点検、オーバーホールを行います。
オーバーホール後、再びテストベンチにて完成テストを行います。
また、オーバーホール済みのリンク品も豊富に在庫しておりますので、お急ぎのお客様にも迅速に対応できます。 この場合は不良品下取りになります。
年数が経過した車両は、劣化のため配線自体が抵抗になってきて、スターターが回らないという不具合が出てくる場合があります。
そんな場合にもスターターリレーを取付することで対応できます。
ナビの画面の色合いがおかしい・画面が真っ黒・自車位置がずれる
(ナビゲーション)
画面の色合いがおかしい、画面が真っ黒、自車位置がずれるなどの症状。
画面の不具合の場合モニター不良が考えられますが、モニターとナビ本体が別のオンダッシュタイプなどはモニターケーブルが不良している可能性があります。
また、DVDタイプのナビゲーションは長年使用しているとピックアップレンズというディスクを読み取る部分が汚れによって不具合をおこすことがあります。
自車位置がずれる場合には、GPSの衛星情報、車のスピードを認識する車速センサー、車の状態を認識するジャイロセンサー、学習状態などトータルでの診断が必要になります。
効きが悪い・時々効かない・エアコンのランプが点滅した
(エアコン)
エアコンの不具合には様々な症状があります。
まったく効かない、効きが悪い、時々効かない、エアコンのランプが点滅したなどエアコンが効かない場合、エアコンガス漏れか、電気的故障か機械的故障かに分かれます。
ガス漏れの場合、リークテスターを使いガス漏れ箇所を特定します。
電気的な故障の場合はエアコンシステム診断をおこないます。
機械的故障とはコンプレッサーが圧縮しない、ロックしたなど。また、サイクル内で詰まりが発生する場合もあります。
コンプレッサーがロックしてしまうと、エアコンサイクル内に破片が回り主要部品のほとんどを交換しなければなりません。
そうなる前に、エンジンルームから異音がし始めたら早めの点検をおすすめします。
また、製造から10年10万キロを超えた車両は、同時に交換しておいた方が良い部品の見積もりもいたします。
エアコンガスの補充のみの作業も可能です。
一部輸入車は修理後、専用テスターにて初期設定が必要な場合があります。
<修理受付時の注意点>
・修理依頼はできるだけ事前にご連絡、ご予約をいただいてからお越しいただけますようお願いします。
(修理内容等により、事前にご予約をいただいていないと修理対応ができない場合がございます)
・システム診断やエアコンの点検・修理などは、基本的にお車をお預かりいただいての作業対応となります。
(待ち作業での診断、点検、修理などには対応しておりません)
・修理の際に必要な診断、点検作業は、基本的にすべて有料となりますのでご了承下さい。
(修理見積もり後、修理をしない場合にも見積もり点検代はかかります)
・エアコン修理の保証期間は1年2万キロになります。
(前回の修理箇所と同じ箇所の場合のみで、修理箇所以外については保証対応はいたしておりません)
・修理にかかわる取寄せ商品のキャンセルはご容赦願います。
・修理代金はお車お引渡し時に現金、又はお車お引渡し前に事前に銀行振込にてお支払い願います。
・当店では、車の不正改造依頼を含め、不正改造車への一切の入庫、作業をお断りしております。
(法令遵守を推進しておりますので、ご了承いただけますようお願いします)
http://www4.jaspa.or.jp/jaspahp/user/remodel/punishment.html
・不正改造車の場合、改造車を適法状態に戻す作業は、所定の作業料金にてお受け賜わることができます。
以上、ご不明な点やお問い合わせ等につきましては、別途、ご相談いただけますようお願いします。