第6回目の今回は、『カーナビゲーションの歴史〜ソニー編』についてご案内していこうと思います!!とにかく必見です!!
 

 

 

 

 
   

今や装着率50%にまでとなり、自動車には必要不可欠な商品になったカーナビゲーション。歴史をさかのぼって見ますと、そのカーナビが市場に登場して今年で早や13年目になろうとしています。車とナビの融合、ITSの時代に向かっている現代において、カーナビがどのように変化してきたのか?どのような変遷をたどってきたのか?その辺りを常に未来へ技術革新するソニーの商品をフューチャーして、当時配布されたカタログから振り返ってみようと思います。(尚、今回のこの企画は区切りの2000年迄とさせて頂きます。


ソニーカーナビ1号機発売!!
(4万台)

 
92.8表紙と内容

このNVX-1がソニーの記念すべきカーナビゲーション1号機であります。値段はナビ本体NVX-1が285,000円、モニターXVM-61が180,000円です。もちろん、CD-ROMタイプのナビでモニターの大きさは6型の四角いタイプとなっています。今では考えられないびっくりするような価格ですが、当時は画期的な商品でした。写真でお分かりの通り、GPSアンテナの大きさは現在のナビゲーションの本体程のビッグサイズになっています。又、この価格でなんとTVが見られません。別売りのTVチューナーかアンテナが必要です。このTVまでのシステムを含めた価格はなんと!!560,600円!!今のDVDナビが4〜5台位買える価格です。今も尚、このナビを車に搭載されているお客様がいれば、久しぶりに一度拝見してみたいものです。新商品で未使用・開封されていない商材が残っていれば『なんでも鑑定団』モノですね!!


20万円台のワンパッケージナビを発売し大ヒット!!
(15万台)

 
93.8表紙と内容

 
93.10表紙と内容

この年、価格を20万円台に下げたワンパッケージナビゲーションが大ヒットとなりました。それが第2弾であるNVX-F10で価格は210,000円。そして、NVX-F15は価格280,000円でした。NVX-F10は、4型液晶カラーモニターのCD-RPMタイプのナビゲーションです。日本全国が1枚のディスクになり、ゼンリンナビソフト全国版㈼が付属になりました。若干GPSのアンテナが小さくなったようです。

NVX-F15はモニターの大きさが5型になったのもです。しかしながら、TVチューナーはまだ別売りでした。私の記憶では、このF10とF15は結構売った様な気がします。この当時は、それほど今の様にはどんどん売れるカテゴリーの商品ではなく、1台売れるたびにとても嬉しく思った時代でもあります。(・・・今よりもっともうかった様な気も・・・。)


ATISサービス開始。自律航法で精度アップ
(34万台)

 
94.4表紙と内容

 


94.4&9表紙と内容

この年いよいよ、ワンパッケージもので20万円を大きく下回るNVX-F1(価格158,000円)が登場しました。4型液晶カラーモニター、CD-ROMタイプ、TVチューナー別売りタイプです。また、5型液晶カラーモニターのNVX-F16(価格248,000円)もほぼ同時期に発売されました。この年は、その他にもナビ単体であるNVX-2、NVX-3も春、夏と連続して発売されております。そして、秋風がピューピューと吹き始めた頃、いよいよ自律航法ナビゲーションが発売されたのであります!!シングルプレーヤータイプのNVX-4(価格146,000円)と10枚チェンジャー方式のNVX-B50(価格178,000円)の2モデルです。この商品カタログでは、『GPS電波が届かないトンネルの中でもナビゲーション』をうたい文句に『カーナビはソニーだ。という理由です』という強いPR宣伝をしております。また、このナビゲーションに接続するモニターとして、XVM-G60(価格116,000円)が発売されました。カーナビ専用のモニターでは、初めての6型を実現したRGBカラーモニターでありました。ちなみにTVチューナーはまだまだ別売りでした。


94.9表紙

 

 
94.11表紙と内容


音で操作する音声認識ユニット
コロンブス登場!!(55万台)

 

 
95.2&3表紙と内容及びNVX-A1

この年発売されたNVX-F11(価格178,000円)の4型モニターワンパッケージナビとNVX-F16MK2(価格248,000円)の5型モニターワンパッケージナビは、簡単に取り付け、簡単に操作、簡単にいい道を教える。といった様に『簡単』をモットーに数多く販売されたナビです。このモデルあたりから、GPSアンテナの大きさがかなり小さく薄型になったようです。しつこいようですが、TVチューナーはまだ別売りです。又、あまり売れた覚えはないのですが、NVX-A1(ソニーの渋滞情報ナビATIS仕様)が発売されたのもこの時期です。更に秋になると、『カーナビの進化はソニーから始まる』のフレーズで強いインパクトを与えた『マルチ情報ナビ』が発売されました。NVX-S1(価格149,000円)のコンポナビと、NVX-F30(価格228,000円)のワンパッケージナビです。(TVチューナー別売り!!!いったい いつまで・・・)


当時お客様の手元に
お送りしたNVX-S1と
NVX-F30のDMハガキ


コロンブスカタログ表紙

と次は、1996年といきたい所で大事な商品の紹介を忘れておりました。所謂今で言う『ポータブルナビゲーション』です。名称『コロンブス』。手にすると発見の連続だからコロンブスというネーミングになったとのこと。かなり大きさが大きく、車には取り付けしにくい機種だったような記憶があります。


VICS開始!!カーナビ新時代へ
(78万台)

 
96.6表紙と内容

この年は、6型液晶カラーモニターのパッケージシステムにTVチューナーが付属(やっと!!)されました。NVX-F36(価格210,000円)のフルパッケージが発売されました。ポールアンテナ、自律航法ユニットが付加され、ナビゲーションでは1100万件の電話番号検索が可能になりました。コンポナビNVX-S1(価格150,000円)も好評でした。


カーナビ高精度時代へ

 
97.6表紙と内容

この年に入り、モニターは6型で薄型の液晶モニターで、TVチューナー付き、更にはFN多重のVICSユニットまで付いたフルパッケージモデルナビゲーションが定番化して参りました。中でも、NVX-FV7(価格228,000円)はCD-ROMタイプのパッケージ版ではほぼ完成域に入ったのでは・・・!?と思われる商品であったのではないかと思います。

だいぶ長くなってきてしまいましたので、1998年以降はカタログと商品のご紹介のみとさせて頂きますので、よろしくお願いします。

 

 

 

 


98〜00表紙と内容他

・・・と、2000年までたどり着くことが出来ました。昔のカタログや商品を見ることができ、皆さん少し懐かしく思われた方も居るのではないでしょうか?ソニー製品のCD-ROMナビの誕生からDVDナビの誕生までご紹介させて頂きましたが、次回はパナソニック製品について同様の紹介をさせて頂こうかな・・・と思っております。次回のまこでんチャンネルをどうぞお楽しみに!!いや〜まこでんチャンネルって本当にいいものですね〜。(おっと、君は水野ハルオか・・・)